療育手帳あったほうがいい?

うちのポンくんは療育手帳を年長のときに取得してます。
療育手帳を取得するかどうか悩みましたが、周りの人に「ねえ、療育手帳って持ってる?」と聞けるはずもなく・・・。ネットなどでいろいろ調べた結果、うちの子には療育手帳があったほうがいいなと判断しました。

そこで今日は療育手帳を持つことでのメリット・デメリットを説明していきたいと思います。

療育手帳とは?

まず療育手帳とは、障害者手帳の一つです。
この時点でなんだかハードルが高いですよね。自分の子供が障害者であることを証明するものになるので。ここに抵抗があり、取得してない方は多いように感じます。

療育手帳は主に知的障害がある人が取得できる障害者手帳です。知的障害のある人が支援や相談などのサービスを受けやすくすることを目的としています。
しかし療育手帳は法律で定められた制度ではありません。それぞれの自治体によって支援内容や取得の基準が異なるものです。取得したい場合はお住まいの自治体の障害福祉相談所窓口に問い合わせましょう。

対象となる人は?

療育手帳の主な対象者は、知的障害があり、その状態が続いている18歳未満の方です。
自治体ごとに判断は異なりますが、基本的な判断基準では
・知能検査において知能指数(IQ)が70以下(自治体によっては75以下の場合もある)
・日常生活に支障が生じているため、教育・医療・福祉・就労面で支援が必要
この目安をもとに判定されます。

等級がある

自治体によって療育手帳に等級があります。
各自治体のHPなどにも記載があると思います。
ちなみにうちの自治体はA(重度)・B(軽度)の2つしかなく、Bの判定となりました。
等級により受けられるサービスが異なりますので確認しましょう。

療育手帳を取得するメリットは?

  • 知的障害であることの証明になる
    福祉サービスを受ける際に証明書類として使うことができます。
  • 障害者控除が受けられる
    療育手帳を持っていると税金の障害者控除を受けることができます。扶養しているお子さんが療育手帳を持っている場合は扶養者(親)の税金が控除対象となります。会社員で給与所得の場合は年末調整の時に申請すれば所得税や住民税から控除されお金が返ってきます。(うちは数万円返ってきたので、大変助かっています)
  • 加配申請がしやすい
    子供の場合、保育園や学校で加配(補助の先生をつけてもらう)の申請がスムーズになります。
  • 就労支援
    成人の場合、療育手帳を持っていると障害者雇用で就職することができます。
    また、就労移行支援や就労定着支援といった制度があり、働くための準備やサポートを受けることができます。
  • 各種割引
    公共交通機関・映画・施設の入場料など割引になるサービスを行っているところもあります。
    お出かけの際は必ず調べてからお出かけしましょう。

療育手帳を取得するデメリットは?

療育手帳の取得したことでデメリットというのは基本的にはありません。
最初にもいった通り、知的障害者であることの証明になることや、周りからの偏見が心配しす方にとっては心理的なハードルを感じる方も多いかと思います。
しかし、取得したとしても誰にも言う必要はないですし、必ず使わないといけないものでもありません。また、必要ないと感じれば返納することもできます。

療育手帳を取得してみて

療育手帳を取得して1年ほど経ちました。
やはり税金控除の還付は金額が大きく助かっています。うちの子はこだわりも強く、食品や服や持ち物の生活用品にかける経済的負担が高いと感じているので・・・。
我が家は5人家族なので、施設の入場料の割引や同伴者割引はかなり助かります。
某遊園地では待ち時間に列に並んでいなくてもいいサービスもあり、計画していましたがコロナで中止となってしまいました。
療育手帳を持っていることは学校やデイサービスの方、年末調整する時に会社の事務の方などが知っている状況です。
なんというか、あったら便利って感じで気軽に持ってたらいいかなって感じです。
多分なくても困らないですが、あったら助かることがたくさんあると感じています。
障害がある方は日常生活に困ることが多くあると思います。どうしようもないこともあって、困っていることが全て解消できなくても、ちょっとでも負担が少なくなれば心身ともに余裕ができるかもしれません。
知的障害のある方は申請を検討してみてはどうでしょうか。

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